大阪生活

大阪生活の記録

昔の友人と昔の自分と酒を飲む

今週と先週、幸運にも昔の友人と会う機会があった。先週は愛媛で今週は金沢で、二人とも高校時代の友人。先週会った彼は高校に通っていた頃はそこまで話をしていなかった気がする。席も遠かったし運動部と文化部でそもそも接点がなかった。無事高校を卒業した後、彼は河合、ぼくは駿台で浪人生活を送っていた。駿台時代のぼくの友人に悪い男がいて、悪い男は運動部の彼と仲が良かったせいで、ぼくと彼は予備校は違えど話すようになったように記憶している。

彼は院を出てから研究職として勤務している。学卒でふわふわ働いているぼくとはかなり環境が違うように思う。しかしなんだかんだ同じアホな高校にしか入れなかった人間なので、お酒が入ると小学生レベルの話でとても盛り上がった。ぼくはエンジニアリング系の仕事なので直接彼の仕事に関係するわけじゃない。しかし、同じ業界で働いているのでなかなか面白い話ができた。今後の彼の活躍が非常に楽しみ。

高校時代にはほとんど話さなかった人でも、大学に入ってから急に仲良くなる人が多いように感じる。結局今のぼくの周りにいる人たちは浪人時代に出会った人が相当多い。在学中にはあったクラスの壁が無くなったからなんだろうか……

もう一人、今週会った人は16歳の頃からの付き合いなので、今年で10年の付き合いになってしまう。まさか高校一年生のぼくに10年後も彼とまだ繋がっていると言っても信じられないと思う。月日が経つのは非常に早い。彼も院卒で現在二年目の社会人。てっきり✕✕になるのかと思っていたら△△になったと知ったときは驚いた。彼とは本当に昔から仲が良く、数年前の高校の卒業式[要出典]で再会したときは思ったとおりあまり変わっていなかったので胸を撫で下ろした。人はそう簡単に変わらない。

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昔の友人と会うと昔の自分に戻れる。10年近く前のぼくはただの糞真面目野郎だった。それが前述したMとか同じクラスのYとかFとかHとか、2年時に隣の席だった軽音部のF(彼が一番悪い)やYに人生を捻じ曲げられてこんなことになっちゃったよ。

でも結果的に人生が少し楽しくなった。高校時代から適度に学校をサボって遊んでたし学生時代はやりたいことたくさんできた。趣味も増えたし貧乏旅行も極貧生活も路上生活もやってきた。周りの人達に影響されて人は変わるのかなとぼんやり思った。付き合う人の毛色が変われば少しずつ色に染まっていくし、ぼくと同じようなふわふわした人と今後も一緒にいればきっと10年後も20年後もあまり変わらないんだろうな。

幸い今は自分の住むコミュニティを自分で(比較的自由に)選ぶことができる。学生時代に嫌いだったことが今ではすごい憧れていたり、逆にあのころ好きだったものがほとんど気にならなくなったり。趣味嗜好金の使い方付き合う人属するコミュニティ、学生から社会人になって収入も住む場所も話す人も大きく変わった。

今後ぼくはどうなるんだろうね。今の友人と10年後に会ったとしたら、今の生活が懐かしくなるんだろうか。