大阪生活

大阪生活の記録

結局レンズはどうするの

0.ものを買うための金はあるけれど踏ん切りがつかないときには自分に対する言い訳を考える必要がある。M6を買ったのはリセールバリューがいいからで、ズミクロンを買ったのは「折角本体があるのなら」と無理矢理納得させたから。今僕は35mmのレンズを買おうと思っている。言い訳はもう尽きた。欲しいから買う。自分を偽る必要はない。

  1. Summicron 35mm f/2
  2. Summaron 35mm f2.8
  3. TTArtisan 35mm f/1.4 ASPH
  4. Nokton Classic 35mm f/1.4 SC

この辺りを考えている。もちろん一番いいのはSummicronだけど金策が難しくて、だからといってLeicaに拘ってSummaronを選ぶのも負けだと思う。なのでTTArtisanとNoktonの一騎討ちになる。安定と信頼のVoigrlanderを選ぶか、新進気鋭のTTArtisanを選ぶかの二択。日本製と中国製 、Summicron風かオールドレンズ風か。値段は両方とも実質無料なので考慮しない。作例を改めて確認したい。

1.TTArtisan 35mm f/1.4 ASPH

stkb.co.jp

間違いのない金属製鏡胴。スタイルもSummicronの第四世代を意識してる感がバチバチで好感が持てる。写りはまさに現代レンズで滲みも少なく、周辺の光量落ちも許容範囲内。オールドレンズに慣れた身としては最新のレンズと言っていいはず。何より格好いいから欲しくなっちゃった。だって数十年前に作られた純正レンズは確かにロマンがあるけれど、その半分以下の価格で同等の写りで新品のレンズが買えちゃうんだよ。そりゃ有力候補に上がってくるでしょう。

2.Nokton Classic 35mm f/1.4 

news.mapcamera.com

SC単体の良い作例が見つからなかった(もっと探すべき)のでKASYAPAのMC-SCの作例をば。方向性は先のTTArtisanとは逆で、こっちは敢えて収差を残している。オールドレンズの写りを現代レンズで楽しみたい人向けの製品。物好きしか買わないよね。というより今時Leicaを持ってる人は、まずそのほとんどはデジイチを経由して辿り着いたような人ばかりなので綺麗なレンズはもう持ってるはず。あまり写らないレンズとか、モヤのかかったようなレンズを求めて新宿・銀座界隈を彷徨っている人にとっては新品で買えるVoigtlanderの製品は悪くない選択肢だと思う。

3.結局どうするのか

以前書いたように、八百富で見かけたCanon銘のf2.8のシルバー鏡胴の35mm単焦点が気になっている。なんとなく歴史を感じるものは選びたいし、55年製のSummicronと近しい方が持っていて嬉しい気がする。とは言いながら新品で遥かに個性のあるレンズが簡単に手に入れられる環境のため、深圳製のTTArtisanに靡く予感がしている。いろいろな場所でVoigtlanderには触れてきたけど、キラキラしすぎている印象は拭きれなかった。もう少し大人しい印象であれば即決したと思う。

M6を購入した直後はZeissのPlanar+Distagonで揃えようとしていた。けれど随所で見かける「最高の標準レンズ」という表現は「個性のない優等生な写り」と同意だという書き込みを見て、それなら6Dで撮れるし今回は遠慮しようと決めた。おそらく年末までには購入していると思う35mmの単焦点レンズ。何を買うのか楽しみだ。