大阪生活

大阪生活の記録

麻婆豆腐を作った

今日は寝起きが悪く、あっという間に午前中が過ぎ去った。昔買ったシャングリ・ラという小説をようやく読み終え、素麺炸醤麺を食べたあとすぐにベッドへ向かい横になった。ベッドと一体化したまま16時を迎えて絶望しかけていた28歳は、重い腰を上げて家の近くにあるスーパーで麻婆豆腐の材料を一式買ってきたのであった。

【材料】

  • ひき肉
  • 豆板醤
  • 甜麺醤
  • 豉醤
  • ラー油
  • 一味唐辛子(or粗挽の唐辛子)
  • 鷹の爪そのまま
  • 木綿豆腐
  • ニンニク
  • 生姜
  • 中華スープの素
  • 花椒 
  • 片栗粉

【作り方】

まず肉味噌を作る。フライパンに油を敷き、ひき肉に醤油、豆豉醤を馴染ませて数分炒める。肉の色が変わったら一旦小皿に引き上げる。中華スープの素で薄めのスープを200ml程度用意し、豆腐を切っておく。次にフライパンに油、鷹の爪(そのまま)、ニンニクと生姜を入れて油に香りを移す。そこに豆板醤や豉醤を入れて焦げない程度に熱し、頃合いを見計らってスープを徐々に混ぜる。肉味噌も混ぜる。豆腐も混ぜる。花椒も沢山振りかける。グツグツ煮立ってきたら水溶き片栗粉を入れ、ラー油を1周。これで完成。

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葱は買い置きがなかったので今回は使わなかった。ニンニクの芽も欲しかったけどスーパーに並んでいなかったので諦めた。とにかく本格的な味で、辛いのと美味いのとで白米が無茶苦茶に進んだ。下手に麻婆豆腐の素を使うよりも自分の好きな味に近づけていけるから、多少金を出しても最初に調味料を揃えておき、次回以降で細かく調整していくのがいいと思った(おかげで我が家のスパイス棚はすごいことになってる)。今日は辛いのが食べたかったので大満足だった。

 

5/24 追記

朝から腹の調子が悪く胃腸が悲鳴を上げている。身体を壊すほど辛いものを作るのは辞めたい。

通勤の風景(3)

ぼくの部屋にはGoogle Home Miniが鎮座していて、朝起きたときにはいつもニュースを読み上げてもらっている。今朝の彼(彼女?)曰く、関西の三府県で緊急事態宣言が解除されるらしい。先月初頭から続いたこの非日常もそろそろ終わることになる。かねての日常に戻るのは嬉しいようで、しかしどうしても毎日会社へ行くことへの抵抗も感じてしまう。

今日は少し出勤時刻が遅いので普段より20分くらい遅い電車に乗っている。車内は先日よりやや混雑しているが、最寄駅は閑散としていた。車内でどうぶつの森を楽しんでいる女性がいたり、ただ目を瞑って瞑想しているような男性がいたりと普段通りの電車だが、見渡す限りすべての人がマスクをしている姿はつい数ヶ月前までは想像できなかっただろう。

特に理由は無いが、今日は普段とは違う方向を向いて立っている(南だろうか?)。あまり車窓を通して景色を見ることはないが、手を止めつつ気の利いた屋根を見つけたり知らないショッピングセンターの看板を探すのは案外悪くない。稜線に沿って送電線が続く遠くの景色、赤茶色になった変電所の鉄塔、屋上緑化が進んだ病院など。この世の中には見ることも触れることもない数多くの存在があって、生涯かけてもその0.1%も触れられないんだろうなと思ったりする。

駅に停まるごとに乗客は増え続け、吊革もその半分以上が埋まってしまった。これじゃあ普段の通勤の風景とあまり変わらないな。弊社の場合再来週からは通常通りの体制に戻るようで、あと少ししかこの風景は見られないと思うと寂しくなってきた。日本全国が一瞬異様な雰囲気に包まれ、自粛要請によって閑散とした街を味わえるのもひょっとしたら今日明日が最後かもしれない。年明け以降、今後何年経っても忘れないであろう数ヶ月となった。

本を読む(3)

掃除をしていたら段ボールが出てきて、中には梱包当時お気に入りだった本が入っていた。伊坂幸太郎有川浩池上永一桜庭一樹など。当時恐らく社会人1年目か2年目で、こういう本が好きだったなと感慨に耽っていた。自然と「シャングリ・ラ」を読み進めていき、下巻の1/3くらいまで読み進めて一旦本を閉じた。時々紅茶を飲みつつ気づけば日曜の昼下がりで、外は晴れでも曇りでもない曖昧な天気だった。

Spotifyで適当なプレイリストを流しながらカメラで遊んだりベッドに横になったりを繰り返し、日曜の昼間の数十分を散歩に費やした以外は土日とも部屋に篭りっぱなしだったことに気づく。外に行きたい自分を宥めるために出川の充電の番組をBGM代わりに流したり、過去撮った写真をPhotoshopで現像したりした。

実は本を掘り当てた当初は梶井基次郎檸檬・冬の日を読んでいたんだけど、旧仮名遣いがどうも苦手で短編2.3読み終えた時点で放り投げてしまった。難しい本、苦手な本でも読み進められる読書体力が欲しい。

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アフター5を満喫した話

在宅勤務は通勤しなくていいのが嬉しいけれど、勤務時間中は全く気が抜けないからだめだ。まだメールはいい。電話はだめ。

今週は3日間在宅で今日も在宅。昨日は昼頃に訪問販売に来た魚屋さんからでっかい赤海老を買って刺身にしたし、火曜は朝の9時頃届いたカメラに夢中だった。けれど今日は何も届かなかったし誰も来なかったから息が詰まった。

孤独と絶望に耐えきれなくなったため18時前に家を飛び出し、愛車(中古のSUV)に乗り込んで京都へ向かった。ちなみに車を出すときに丁度雨が振り始めて挫けそうになった。いざ京都へ向かったはいいものの特に何もすることは無かったので、そのまま引き返し今度は逆方向の大阪方面へ車を走らせた。

門真のあたりで見つけた1号線沿線のセブンイレブンに車を止め、そこでカフェラテを買った。一緒にたばこも考えたけれど最近はやたら高いのと、丁度ライターを持っていなかったので諦めた(ここ最近はたばこを箱で買っても半分くらい吸わずにグシャグシャになってしまうからよくない。いい加減辞め時なのかもしれない)。

車内でカフェラテを飲みながら樋口恭介氏の「構造素子」を読む。「夏への扉」と「構造素子」で悩んだ結果、ひとまず今回は前者を読むことにした。知人の影響もあり、ここ最近はSFモノをよく読んでいる。というかKindleを購入してすぐ「星を継ぐもの」を読んだっけ。続いて「ガニメデの優しい巨人」を読み、「幼年期の終わり」、そして「三体」へ。小学生の頃にはウェルズの「タイムマシン」を何回も読んだなぁと思い出した。

一時間くらい経ったからかコーヒーがすっかり冷め、雨も止んできたので車を出した。夜のコンビニの駐車場はとても居心地がよかった。ここでは雨音も幸いしてとても有意義な時間を過ごすことができた。すっかり気持ちが回復したので、再び1号線に乗って速やかに帰宅。シャワーを浴びて録画していた「天使にラブソングを」を見た。前に見たのはだいぶ昔だったようで粗筋しか覚えていなかった。音楽っていいよなと思わせてくれる映画だったし、粗筋以外抜けていたから十二分に楽しむことができた。

さて花金は既にテッペンを超えて深夜一時に迫ろうという現在、お茶を飲みながら映画に見入っていたからか全く眠くない状態です。もう一本くらい観られるかな、と一人つぶやきながらPrime Videoとにらめっこしております。翔んで埼玉とか観ちゃおうかな。

R-D1を買った

つい買ってしまった。格好いいカメラだ。2004年に発売されたこのカメラは、実に古いセンサーを積んでいるので実にフィルム的な写真が撮れる。背面のディスプレイは小さくて見にくいので実質フィルムカメラみたいなところはある。大切にしよう。

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