大阪生活

大阪生活の記録

夜を駆ける

夜を駆ける蒼い風になりたい。そう、いまぼくはそれなりの量のアルコールを摂取している。誰に何と言われようとも、強い意志を持って今後も30分以上に渡って飲み続ける。先々週くらいに安い梅酒をパックで買ったんだ。9時頃から冷えた身体を温めるためにお湯で割って流し込んでいる。もう何杯飲んだだろう。

今日の昼過ぎに、学生時代に作ったおふざけ動画をサルベージすることに成功した。昔使っていたパソコンをまずは探してきて、充電して目当ての動画を新しいパソコンへ移す。いざ見返してみると、あの輝かしい学生時代の空気がそのままそこに閉じ込めてあって、とても眩しいもののように思えた。だからさっきから酒を飲んでいる。

あの頃は(恐らく美化された思い出だけど)それなりに楽しいイベントが定期的に開催されてて、就職先も決まった安心感から遊びまくっていた。夏の山梨合宿、七夕企画、秋のキャンプ、冬の山梨合宿……バイト先も歌舞伎町だったから刺激に満ちていた。

その反面今はただ毎日をなんとか生き抜いているだけで、これといった目標も仕事における楽しさも特筆すべきことは無い。月曜には陰鬱な気分で会社に行って、次の土日を心待ちに5日間働くだけだ。それができるだけで恵まれているってことは分かっているつもりだけど、なんだろうこの気持ちは。全く満たされていない。満たされていない。

だめだ、このままだと気分が沈むだけだ。違うことを考えよう。

今日は午前中に用事があったから、カメラを持っていってあちこちで写真を撮ってきた。使ったのは相変わらずフィルムカメラで、今回はカラーじゃなく白黒のコダックのフィルムを使った。途中でカメラの調子が何回かおかしくなったから、前回みたいなきれいな写真は撮れてないと思うけど、それでも現像が楽しみだ。お店の人には年明けになるんじゃないかって言われたから、きっとその頃には白黒で撮影したことなんて忘れてるはず。年明けの自分、初めてのモノクロ写真を受け取る自分は何を考えているんだろう。

学生時代に真空パックされた空気を1年半、いや2年ぶりくらいに吸ったからどうも調子がおかしい。山下達郎なんて流してるからますます調子がおかしくなってくる。普段はMoonchildとかChet Bakerとかばっかり聴いてるのに、この季節そしてこの時間そしてこのコンディション、こうかはばつぐんだ。明日になったらきっとこのどうしようもない気持ちなんか忘れて、ああ日曜日だとか空が綺麗だとか呑気なことを考えているんだと思うけど、それでも今のこの憂鬱と幸福とが7対3で混じり合ったような気持ちは本物なんだ。

なんだか眠くなってきたけど、もう少し文章を書いておこうと思う。

そうだ、今日はカメラのストラップを買ったんだ。普段使ってるのは手の甲に固定するタイプのなんだけど、どうもこれだと右手が疲れちゃう。その上最近はフィルムカメラにも手を出し始めた。フィルムカメラは何というか首から下げておきたかった。ちょうどヨドバシのポイントが1500円くらい残ってたから、そのポイントで買えるのを探した。

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ペンタックスのカメラだけど、色とネック部分の幅で選んだのはニコンのネックストラップ。色がいいでしょ。グリフィンドールみたい。黒じゃなくて若干紫がかってる色だから、きっとあんまり被らないし。必要に応じて6Dにも使っていきたい。

こういう文を書いてるとすぐに元気になる。情緒不安定かもしれない。まあ、今週も一応文章を書けたから良いとしよう。そろそろ寝るよ。おやすみ。