大阪生活

大阪生活の記録

休日以外は死んでいる

仕事がそこまで大変なわけじゃないけど、家に帰ったら服を脱いで風呂に入り、飯を食って同期と話してたまに酒を飲んで寝るだけ。週に2日の休日は自由に使える。それ以外はただ会社に行って帰ってくるだけだ。「週に2日休みがあるだけありがたく思え」とか「毎日7時には家で飯を食えてるなんて幸せだと自覚しろ」とか言われるけど、そんなこと知ったこっちゃない。ぼくは誰と比べるわけでもなく早く帰って航空券を選んだりカブに乗ったりしたいんだ。

金曜の帰り道は、ミスドポン・デ・リングエンゼルフレンチを買って帰る。気が向いたら近くのスーパーで野菜ジュースを4本まとめ買いする。家に帰ったら電気をつけてすぐにスーツを脱ぐ。脱いだらすぐにハンガーに掛けてクローゼットに仕舞う。目につくところにあるとちょっと嫌になるからクローゼットの扉を閉める。

食堂に行って飯を食って、一旦部屋に帰って着替えを取ってから風呂に行く。風呂は寮生で共有の大浴場なので足が伸ばせるしぼくが洗う必要もないから楽。帰ってきたらバスタオルを干して、そこからは完全にフリータイムなんだ。本読むこともあるし、大概スマホ弄るか音楽かけてぼんやりするか、同期の部屋に行ったり同期が部屋に来たり。

土日の朝は遅い。うつらうつらしながら7時前には目が覚めるんだけど、そこから結局二時間くらい微睡んだまま時間を過ごす。寒かったらエアコンを29度に設定して環境破壊に勤しむ。もう9時とか10時近くなったら嫌々カーテンを開けて、その時初めてその日の天気を知ることになる。この前は雪が降っていた。ガラスが曇っていて、そこに触れたカーテンが少し濡れる。濡れたカーテンに気づかないふりをしてカーテンを完全に開けて、部屋の空気を入れ替えるために窓と扉を全開にする。寒い。

お洒落に過ごそうって日にはコーヒー豆をガリガリ挽くこともある。誰の影響ってわけでもないけど、朝はパンと目玉焼きとベーコンとコーヒーで始めたい派(なお部屋にキッチンはない模様)。だからとりあえずコーヒーを胃に流し込んで、その日は何をするか考える。考えながら金曜日に買ったドーナツを齧る。

考えているうちに同期が部屋に入ってきて、今日は何をするのか聞いてくる。そんなときは彼も何も考えていないので、二人して今日は何をするのか考える。結論が出ることは稀で、結局彼は部屋に帰るか別の同期の部屋に行って、ぼくに聞いたことと全く同じことを同期に聞く。そうして誰も何も考えぬまま刻々と時間が過ぎていく。

そのうちに洗濯物が溜まっていることに気づくから洗濯しに一階に降りる。一階には洗濯機と乾燥機がある。洗濯機に放り込んで38分後に洗濯物は洗い終わるので、うまいことタイミングを見計らって乾燥機にぶち込む。そうすれば有意義なことをした気分になるから、その日一日前向きに生きることができる。

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 ↑部屋に吊ってある工事用の電球。かなり明るくて便利。

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↑実家の鳥。10年くらい生きてる。最近色が変わってきた。

 

ああ、どこか遠くに行きたい。東京に帰りたい。仙台の大きい家に住みたい。京都のやけに奥行きのある家を借りて冬の間篭っていたい。神戸の高台にあるアパートの管理人になってのんびり余生を送りたい。