大阪生活

大阪生活の記録

休みたい日には

iPhoneが枕元で音を立てる。6時30分、32分、34分とセットしたアラームはどんどん音が大きくなる仕組みになっている。鬱陶しいので最近は目覚ましが鳴る少し前に起きて、iPhoneが喧しい音を立てる前にスイッチを消すことができるようになった。その後は安心して枕に顔を埋め、ギリギリになって飛び起きるのは言うまでもない。

今日はギリギリだけどちゃんと会社に行けた。朝ごはんはいつも食べていない。ごくたまに菓子パンと野菜ジュース、もしくはシリアルのような何かを食べている。けれど社会人になりたての頃は毎日律儀に一階の食堂へ行って、おばちゃん手作りの朝食(200円)を食べていた。そして昼は社食(190円)、夜も寮の食堂(400円)。一日の食費が800円以内に収まっていたのは今考えると信じられない。

社会人生活3年目、起床時間もだいぶ板についてきたように思う。今はギリギリの時間に起きるので6時45分とか。酷いときには7時を超えることも……ごくたまにある。一方の休日はなぜかアラームかけていないのに7時前に目が覚める。早いときには5時台に起きてしまう。そのままiPhoneを弄って弄り通してダラダラして8時。酷い人生だ。

たまに会社を休みたくなる日がある。天気が悪くて前の晩の寝付きが悪かった上に頭が重いとポイントはどんどん追加される。天気が悪い(+10)、寝付きが悪い(+10)、頭が重い(+15)といったように。毎朝頭の中で休むか否かを考えていて、ほとんど全ての日はなんとか会社へ行くことに成功している。けれどたまに、体調が悪くて雨が降っているような日(週明けと週末でないことが条件)には休むことがある。

会社を休むというのは大層な行為だ。ぼくの場合、大概手元にケータイがある上にメールはどこからでも確認できる環境があるので実際は休んでもそこまで影響はないのだけれど、それでも会社に所属している人間なので無闇矢鱈に休むのは憚られる。学生はしょっちゅう講義を自主休講してるし、サークルの打ち上げにも「行けたら行く」パターンで行くことが殆どないのにどうして社会人は休んではいけないんだろう。お金を貰っているからか、そうか……

割と有給を申請して使っている方なので最近は特に休む理由を聞かれなくなった。当然の権利であるので有給休暇は積極的に使っていかないと。遠慮するとそういうキャラになってしまうので使うなら初年度から使い尽くすくらいの勢いを見せよう。しっかりと義務を果たして権利を主張しよう。

会社を休んだ日には何をしようか。ゆっくり起きて何か温かいものを飲んで、携帯は家に放置して9時くらいの電車に乗ろう。逆向きの列車へ乗って神戸方面へ行こう。途中の六甲辺りで下車して適当な喫茶店へ入り、ちょっとしたケーキでも食べちゃおう。それから図書館へ行きカードを作って本を借りよう。三宮についたらマッチョに行って豚の餌を食べて、それからにしむら珈琲に行こう。そうしてrintaroさんのブログにあるような氷の器に注がれたコーヒーを頼んで悦に浸ろう。

rintaro113.hatenablog.com

お腹とインスタ映えに満足したら大阪方面の電車に乗って、梅田にある八百富写真機店へ行ってオールドレンズを飽きるまで眺めよう。ヨドバシへ行ってドローンを触ってどれを買おうか悩もう。LUCUAの上の方にある蔦屋書店へ行って革靴を磨こう。鳥の雑誌とかを読んで「やっぱり文鳥はカワイイ」とか考えて脳細胞を活性化させよう。

そういう休日をしばらく味わっていない。そうだ、そろそろ有給申請しようかな。