大阪生活

大阪生活の記録

餃子を焼く

焼くだけで完成する冷蔵餃子を買った。パックから出してフライパンで焼くだけで出来上がるので体力のないときにはよく餃子を焼いている。なんでこんなに美味しいんだろうと餃子を発明した人に感謝しながらいつも食べている。大概どんな料理でも美味しく食べられる人なので、どこの餃子でも美味しく食べられるし、つまり特別美味しい餃子ってのを意識して食べたことがないとも言える。ラーメンだったら錦糸町の佐市、練馬の似星、YAHMAN、三四郎などポンポンと好きなのを挙げられるのに餃子ときたらいまいちピンとこない。餃子に対する味の解像度が低いのと、餃子経験値が低いのが原因だ。

でも思い返してみたら昔櫻庭と行った蒲田の店は美味しかった。寮の近くにあった王将の餃子は栄養満点っぽくて好きだったし、新宿か代々木のあたりの行列のできる餃子屋さんも美味かった。飯倉と行った池袋の中華でも餃子を食べた気がするし、案外あちこちで食べたのを覚えてる。この前はルクアの地下二階の中華料理店で食べたし、そのちょっと前には横浜中華街で食べたな。横浜中華街というか横浜って好きなんですよね。ちょっと小高い港の見える丘公園のあの辺に住みたいんですよ。

餃子の話に戻る。未だに餃子に水を注ぐ適切なタイミングが掴めていなくて、そもそも冷えたフライパンに油を敷いて、餃子と水を同時に投入して火を入れるやり方もあるし、熱したフライパンにでまず焼いてお湯を入れるレシピもあるし(結局は水を入れて蒸し焼きにできればいいんだろうけど)。個人的には油を敷いて熱したフライパンに餃子を並べ、蓋を閉じる直前に水を適当に入れて、水分飛ばして焼けたらオーケー方式でここ数年間通している。不味くはないしたまに奇跡的な餃子が完成するのが嬉しい。そういえば以前鉄のフライパンを買って餃子を焼いてみたことがある。カリッと焼けたような記憶がある。洗うのさえ面倒くさくなければもう毎回鉄のフライパンでいいんじゃない?という自分と、そもそも料理をするのが面倒なんじゃ、という自分がいつも拮抗していて結局テフロン加工のフライパンを買ってしまう。

家が無限に広かったら、キッチンにフライパンや微妙に大きさの違う鍋を小さいのから大きいのまで順番に並べて吊るしたい。ずっとこのまま無職であれば、Turkのフライパンを複数枚買って順々に油と馴染ませて、ちゃんと手入れしつつ毎朝たまごやベーコンを焼いていきたい。冷蔵庫にたまごとベーコン、それにバターが常備されている家に生まれたかった。夜には分厚い肉や餃子を丁寧に焼きたい。餃子は隙間無く円形に並べて、分厚い肉は外はカリッと、中はジューシーに仕上げるんだ。まずは鉄のフライパンから始めようか。そうだな、引っ越しすることだし調べるだけ調べてみよう。