大阪生活

大阪生活の記録

2019年もいろいろあった

先ほど自宅に帰ってきた。二泊三日で山梨・長野をぐるっと周って約1000km走ったわけなんだけど、シートが思ったより座りやすかったからかあまり疲れずに済んだ。リビングの炬燵に身体を半ば埋めながら紅白を流して、合間にこれを書いている。今は石川さゆり津軽海峡・冬景色が流れている。ここ最近の紅白は視聴者のことをよく考えてる、という話をしていた。

さて2019年もいろいろありました。一昨年は確か池袋で友人と飯を食う前の、ほんの少しの時間に池袋の喫茶店で同じような題名の記事を書いた気がする。懐かしいなぁ。時間が経つのは本当に早い。一体誰がこのブログを読んでるんだろうね。突然数百アクセスがあったかと思えば一ヶ月間以上アクセスが途絶えることもある。

今年何があったか思い出してみたい。1月は某材料メーカー相手の仕事が立て込んでいて忙しくしていたらしい。19日には京都のD&Departmentに行って、近くの漆器屋さんで器を買った。2月の6日には別の材料メーカーでクレームが発生し、その日のうちに四国へ飛んだのを覚えている。23日には会社の取締役に誘われて登山に行ってきたんだ。登山も楽しかったけれど、それ以上に役員の家で食べた美味いご飯が強烈に記憶に残っている。

3月はニッケル関連のお仕事と某産業機械メーカー向けの納期調整を頑張ったらしい。記録によれば14日に東京へ行ったついでに浪人飲みも開催していたみたいだけど記憶がない。記憶が飛ぶほど飲んだんだろうか。4月には新たにバンドを組んで、課に後輩がやってきて、新たなお客さんにてんてこ舞いだった。

5月は東京や横浜へ出かけたのと、TOEICの試験を頑張った。後輩の指導をしつつ、過去最高得点を取れたからこの頃は頑張ったと思う。次は900点代取れるように勉強したい。同じ頃に西船橋のセッションに実に4年ぶりに参加した。学生時代が完全に保存されていて死ぬまで忘れない時間だった。

6月は九州と北陸の仕事に精を出したし、確かこの頃に労働組合の幹部になっちゃって大変だった。それはそうと同月の23日に車を買った。嬉しかったなぁ。7月は9連休とって北海道に行ってきた。星野リゾートにあれだけ連泊するなんて贅沢すぎたな。帰ってきた数日後には京都勤務の地元民3人(彼らは本当に本当に優秀な人たち)と飲みに行った。K高校京都支部会、またやろうね。

8月は岡山から尾道に行ってきた。車を早速活用したんだよね。車中泊は思った以上にハードな体勢を取らざるを得なくて、福山SAで悶え苦しんだのを覚えてる。次買う車はFJクルーザーかUAZの予定だから、今の車に乗ってる間はせいぜい我慢しようと思う。それとこの時期にまた新しくお客さんが増えて、片道5時間かけて某所まで出かける機会が増えた。数字も大きいしかなり強いお客さんだから今でも苦労してる。9月は唐突に天体観測をしたり、某国向けのクソデカい案件を入手してすごく大変だった。本当国外向けの案件は国内向けと違って考えなきゃいけないことが多すぎる。

10月は基本情報を受験して落ちちゃった。プラチナジャズも観に行ったしライブも一本こなした。仕事は特に大きな動きなく過ごせた、、と思ったら某セメントメーカー向けの案件が大炎上した状態で渡されて半ば死んでたみたい。結果的に最高に幸せな着地ができたから助かった。本当に頑張った。11月にはライブを一本、親友の結婚式を一本、唐突にユニバに行って、仕事では炎上している案件をうまく鎮火させるために日本中を飛び回った。会社の同期の演奏会に行ってめちゃくちゃ刺激を受けた。

そして12月、ライカが我が家にやってきて11月以上に日本中を飛び回った。某国向けの案件は無事クロージングできたし、某メーカー向けの案件も(日本中を飛び回ってる)相手の担当者を空中でキャッチして打ち合わせを終え、なんとか鎮火させられそう。

振り返ってみると、思った以上に仕事に力を入れた一年だったと思う。カメラは思ったより増えなかったし、車は買ったけど思った以上に貯金額は減っていない。よくがん貼ったな、自分。無事こうして大晦日を迎えることができて心底安心している。本当に、本当によくやった。

来年はどんな一年にしようか。来年買ってしまいそうなものでも挙げてみようか。来年は貯まったマイルを使ってNYに行きたいな。仕事の関係でカードはたくさん使うから世界中どこへでも行けるだけのマイルが貯まってるんだ。行きたいな。行っちゃおうかな。それと35mmのレンズを1本、本当に愛着の持てるレンズを1本だけ買いたい。勿論ライカ用で。

来年も初っ端からぶっ飛ばさないといけない案件があって、それさえなんとかすればきっとうまくいく気がする。今後の働き方についてもいよいよ考えないといけない時節に差し掛かっていて、真剣に、少なくとも今年度中に決断を下す必要があるから、一つ一つの物事に全力で取り組んでいこうと思う。それは仕事でもプライベートでも趣味でも一緒で、とにかく自分にできること、すべきことを見極めて行動すること。「為すべきことを為す」という青臭い信条を胸に生きていこうと思う。

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薬物依存者の気持ちがわかる

仕事のプレッシャーが大きくて仕事が辛い。「とは言いながら死ぬわけでもないし平気だよ」って呑気なことを言う自分もいるけれど、コアの部分は相当疲れを感じている。この現状から抜け出すために薬物に手を出せたらどんなに幸せか。営業なので一社との関係を改善しても仕事の本質は変わらず、むしろどんどん負荷は高くなっていくからますます薬に頼る自分が容易に想像できる。

勿論薬には手を出さないけれど、正直早く楽になりたいという気持ちしかない。ストレス?原因不明の咳が一月以上続いていて、その影響かあまり食欲は無く、きっと体重は減っている(体重を測るという習慣がない)。とはいえあと数ヶ月経てば楽になることだろうし、よくも悪くも時間が解決してくれると信じてる。勿論、この案件について解決すべき問題は両手で事足りないくらいたくさんある。ただストレスの原因がはっきりしているからまだ楽なんだろうね。早く楽になりたいよ。f:id:osakajazzlife:20191226104405j:image

読書を習慣づけたい

昔はよく本を読んでいて、少なくとも小学校と中学校の間は名実ともに誰よりも本を読んでいたし、(こういった性質の人の例に漏れず)僕は図書委員長をそれぞれの学校で務めていた。高校でも図書委員に入っていた気がする。委員長ではなかった気がするけれど、少なくとも図書室にはよく通っていた。

さて仕事を始めてからというもの本より専らインターネットに接続していることが多く、読書からはかなり遠ざかっていた。ただ先日、基本情報技術者試験に向けて参考書をいくつか電子書籍で読む必要があって、そのときに読書という文化を思い出すに至ったんです。

ただいくら電子書籍と言えども何冊も買おうとするとそれなりにお金がかかるので、家の近くの図書館で2週間ごとに4冊を借りて読む生活を始めた。すると不思議なことに移動中に本を読むようになるし、Kindleで無料で手に入る数十年前のベストセラー小説にも手が伸びるようになった。ただ毎日の出来事に向き合っているだけじゃなくて、本という別世界に接続できる読書という行為は思いがけず心を癒やしてくれた。

この歳で未だに読んだことのない本は恥ずかしながら相当数存在する。SFというジャンルには今年初めて挑戦した(とはいえウェルズのタイムマシンは何回も読んで映画も見ていたが)。ぼくは理工系の学校を出ていないので、取り上げられる話題も用語もニュアンスも検討のつかないものばかりだった。一旦読むのを止めてウィキペディアや関連記事に目を通し、なんとなく大枠が掴めてきたら読書を再開する。10年前にこういう読み方は想像しなかったなと思った。

人生において最初に手に取った本はもう覚えていない。幼稚園以前に家にあった図鑑、絵本だろう。幼稚園では本を読み尽くして園長室まで借りに行ったような気がする。あの頃夢中になってたのは宇宙の本だった気がする。小学校ではズッコケ三人組や少年探偵団シリーズ、青い鳥文庫、高学年になってからハリーポッターシリーズやダレンシャン、デルトラクエストあたりに手を出した。中学時代はもっと昔の小説と、怪しい科学の本だったように思う。高校では…記憶に残ってるのは数学ガール、数多のライトノベル旅行記にエッセイ、明治大正期の文豪の作品くらいかな。大学では一転して学問系のハードカバーや新書、歴史の本を濫読したように思う。懐かしいな、今まで何冊読んだんだろう。

思い返せばここ数年離れていただけで、実は人生の大部分は本と過ごしていたんだった。今となってはもう数百冊しか持ってないけれど、実家にいた頃は数え切れないくらいの本に囲まれていたな。引っ越すたびに処分して、もう殆ど残っていない。本だけは処分したくなかったんだけど……

今は電子書籍があって置き場所に悩むことは無くなった。それに税金払ってるんだから図書館をガシガシ使ってやらないと損だよね。いろいろ忙しいけど、移動中にはもう少し本を読んでみようかな。f:id:osakajazzlife:20191225084017j:image

 

現像したフィルムが返ってきた

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ダメだな。普段と違って今回は大阪の八百富にお願いしたけれど、どこか違う気がしてならない。これが今回選んだフィルム(スーペリア800)が悪いのか、薄暗いところで撮ったのが悪いのか、レンジファインダーに慣れていないのが悪いのか。いずれにせよ今回の打率は極めて悪かった。フィルムカメラはやっぱり光量が確保できた状態で撮るのがいいんだね。

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外の光を取り込むと幾分鮮明になるね。外の風景も撮ればよかったな。ズミクロンの写りを試したくて先走っちゃったのが敗因かと思う。今装填したフィルムはKodakの何かだった気がする。こいつはもっと野外に持ち出して、躊躇せずに使っていこうと思う。

3度目の忘年会

東京の仕事のついでに忘年会に参加してきた。忘年会といっても駿台時代の友人達で集まってただ食べて飲むだけ。少々特殊な学校を出ているので、各々の肩書きが結構な頻度で変わるのが面白い。2017年に開催された初回は立教大の近くの飲み屋で、18年は東急ハンズの近くの飲み屋、そして3年目の今回は各自の勤め先や所属している研究室の中間地点(?)である新宿で行われた。基本の参加メンバーは8人だが今年参加できたのは5人で、各々仕事の都合で地理的・時間的に集まれない人が3人いた。そのうちT.K氏はリモート参加で参加してくれて楽しかった。K.H氏は千葉?でY.S氏は岐阜だった。

尤も彼らの進学先は一人を除いてみな首都圏で、就職先もほぼ首都圏のため勤務地で言えば僕が一番遠いが、Y.S氏が中国・四国地区に飛ばされる可能性も出てきたため俄然緊張感が高まった。元々各位優秀な人間で地頭は良いはずだという話で盛り上がり、予備校時代の自分が見たら泣くぞと口にしたのはH.S氏。参加者の全員が彼の意見に賛同し、しばし目の前の酒に静かに向き合った。T.Y氏は相変わらず楽しそうな人生を送っていて羨ましかった。A.M氏は誰よりも歳をとっていたが、彼に言わせれば我々は高校時代から全く見た目が変わっていないのだという。人並みの人生経験を積んでいないからか、我々は未だに幼い見た目をしているのかもしれない。

新宿三丁目付近で解散ののち、K.I氏から連絡を受ける。駿台以外のメンバーでも集まらないかという誘いだった。すぐに打ち合わせを行い、20年の3月以降で一席設けようという話がまとまった。僕の狭い交友関係の中でも決して少なくない人間が後期博士課程に進んでいる関係上、向こう2年間は学生として集まりに参加する人間も存在する。2021年ないし22年、東京五輪が終わり正真正銘のアラサーとなった我々はどんな立場にいるのかが楽しみだ。

結局レンズはどうするの

0.ものを買うための金はあるけれど踏ん切りがつかないときには自分に対する言い訳を考える必要がある。M6を買ったのはリセールバリューがいいからで、ズミクロンを買ったのは「折角本体があるのなら」と無理矢理納得させたから。今僕は35mmのレンズを買おうと思っている。言い訳はもう尽きた。欲しいから買う。自分を偽る必要はない。

  1. Summicron 35mm f/2
  2. Summaron 35mm f2.8
  3. TTArtisan 35mm f/1.4 ASPH
  4. Nokton Classic 35mm f/1.4 SC

この辺りを考えている。もちろん一番いいのはSummicronだけど金策が難しくて、だからといってLeicaに拘ってSummaronを選ぶのも負けだと思う。なのでTTArtisanとNoktonの一騎討ちになる。安定と信頼のVoigrlanderを選ぶか、新進気鋭のTTArtisanを選ぶかの二択。日本製と中国製 、Summicron風かオールドレンズ風か。値段は両方とも実質無料なので考慮しない。作例を改めて確認したい。

1.TTArtisan 35mm f/1.4 ASPH

stkb.co.jp

間違いのない金属製鏡胴。スタイルもSummicronの第四世代を意識してる感がバチバチで好感が持てる。写りはまさに現代レンズで滲みも少なく、周辺の光量落ちも許容範囲内。オールドレンズに慣れた身としては最新のレンズと言っていいはず。何より格好いいから欲しくなっちゃった。だって数十年前に作られた純正レンズは確かにロマンがあるけれど、その半分以下の価格で同等の写りで新品のレンズが買えちゃうんだよ。そりゃ有力候補に上がってくるでしょう。

2.Nokton Classic 35mm f/1.4 

news.mapcamera.com

SC単体の良い作例が見つからなかった(もっと探すべき)のでKASYAPAのMC-SCの作例をば。方向性は先のTTArtisanとは逆で、こっちは敢えて収差を残している。オールドレンズの写りを現代レンズで楽しみたい人向けの製品。物好きしか買わないよね。というより今時Leicaを持ってる人は、まずそのほとんどはデジイチを経由して辿り着いたような人ばかりなので綺麗なレンズはもう持ってるはず。あまり写らないレンズとか、モヤのかかったようなレンズを求めて新宿・銀座界隈を彷徨っている人にとっては新品で買えるVoigtlanderの製品は悪くない選択肢だと思う。

3.結局どうするのか

以前書いたように、八百富で見かけたCanon銘のf2.8のシルバー鏡胴の35mm単焦点が気になっている。なんとなく歴史を感じるものは選びたいし、55年製のSummicronと近しい方が持っていて嬉しい気がする。とは言いながら新品で遥かに個性のあるレンズが簡単に手に入れられる環境のため、深圳製のTTArtisanに靡く予感がしている。いろいろな場所でVoigtlanderには触れてきたけど、キラキラしすぎている印象は拭きれなかった。もう少し大人しい印象であれば即決したと思う。

M6を購入した直後はZeissのPlanar+Distagonで揃えようとしていた。けれど随所で見かける「最高の標準レンズ」という表現は「個性のない優等生な写り」と同意だという書き込みを見て、それなら6Dで撮れるし今回は遠慮しようと決めた。おそらく年末までには購入していると思う35mmの単焦点レンズ。何を買うのか楽しみだ。

 

 

Leica向けレンズ

Leica M6 TTL(0.85)を入手した。TTLか否かでかなり悩んだ。ただ肝心のファインダー倍率0.85はM3の0.91に極めて近く、実際28mmを使える自信がないと言い訳をして購入を決定、レンジファインダー式に慣れるまでは35mmと50mmで修行する予定。

とりあえず最初の一本として選んだのは沈胴ズミクロンの50mm。これを持っておけば50mmのレンズは1年くらい買わずに済みそうだから。ついで35mmについてはCanonのf2.8かf2、もしくはvoigtlanderのSCを選ぼうと思う。はっきり撮りたいときはデジイチ使って、フィルム感を楽しみたいときにライカを使おうと思うからSCでいいよね。

そして今装填されてるフィルムはフジのISO800の。割と室内で撮影する機会が多いのと、絞れば外でも使えるから感度高めのものを選んだ。家にはIRFORDが何個も控えてるから次はモノクロで試してみたい。