大阪生活

大阪生活の記録

フィルムを交換する

なかなか寝付けないのでフィルムを交換する。今日はアサヒビール大山崎山荘美術館というところへ行ってきて、SLで写真を何枚か撮ってきた。家に帰る途中にPhotogenicな風景を見つけたので撮影しようとしたらフィルムが切れてしまった。妥協して36枚じゃなく27枚のを買ったのが敗因だ。ただ幸い以前金沢へ出張した際に買ったモノクロフィルムが手元にあったので、こいつを入れてちまちま撮っていこうと思う。日本人のうちフィルム交換ができる人は3人に1人くらいだと思う。でも同年代だと専らデジカメ派がほとんどだと思うので、誰かの役に立つといいなと思って記事を書きますよ。

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こいつがぼくがよく使ってるPentaxSLです(以下SL)。カメラ好きな同期からTakumar+本体+EOSのレンズ2個で20kで譲ってもらった例のやつです。機構がシンプルなので故障も少ない反面、露出計が付いていないので勘で絞りとシャッタースピードを調整するか、iPhoneならLuxというアプリを使うかして適当な露光量に調整しなきゃいけない。Luxは結構便利なので、露出計の無いカメラ使ってる方は使ってみて下さい。

Lux - Professional Light Meter for Film Photography

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これは既にフィルムを取り出しちゃった後の写真です。取り出し方をうまいこと説明できるような写真を撮り忘れたので、またいつか改めて覚えていたら記事を書くかもしれません。

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こいつをSLに取り付けるよ。ちなみにモノクロフィルムは現像代が相当高くて、36枚+データ化で5k近くかかるから貴族の趣味だよ。正直もう二度とやりたくねぇって思ってたけど、どうやらネットで頼んでフィルム郵送して現像してデータとネガ送ってくれるサービスがあるらしいんです。料金は半額以下の2kちょいらしいんすよ。なので今回はトイラボを使って現像してみようかと思いまして、郵送料を節約するためにもこの取り出したカラーフィルムと一緒にNeopan100を送ってみようと思います。

www.toylab.jp

それはそうとしてこいつをカメラん中に入れていこうと思います。 f:id:osakajazzlife:20180816003315j:plain

ぼくの使ってるSLは、カメラ上部の左側にあるこの丸いモノをカチッと引き出します。図のように飛び出した状態から更にもうひと引っ張りすると、カメラの裏蓋がパカっと開きます。

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御開帳。50年前のカメラなのに随分状態が良いですね。裏蓋を開くと、左側にフィルムを収めるためのスペースがあって、右側には引っ張り出したフィルムを巻いていくためのボトルのようなものがあります。ここにフィルムの先端を差し込むための隙間がいくつか開いているので、そこにフィルムの先の細くなっているところを挿入します。

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こうやってフィルムを引き出して、

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こんな感じで巻き込みます。いけたかなって思ったらフィルムを送るためのレバーを回して、レバーと連動してフィルムが動いてることを確認。問題なかったら裏蓋を閉じます。

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こんな感じで何枚撮ったかって分かるようになっている窓があって、この数字が0になるまで数回シャッターを切ります。こうして0になった時点でようやく撮影スタート。さあ楽しい沼(温泉とも言う)に一緒に沈もうぜ。こいつを撮り終えたらトイラボへ送って、帰ってきたデータをもとにまた記事を書いてやるからな。

カレーが流行している

身の回りでカレーが流行している。本屋へ行けばカレーの雑誌が棚に沢山並び、TLを見ていてもリア充たちが挙って都内の有名カレー店へ行き、映える写真をアップロードしてるのを見ていると嫌でもカレーが食べたくなるんです。この前蔦屋書店で並んでいたMeetsという雑誌、よければ読んでみてください。

立ち読みしていると梅田や中津周辺に沢山カレー屋があるらしいことに気づいた。そりゃそうか、あの辺りは人がたくさんいるし流行の発信地でもあるわけで、実質西の渋谷とか青山だもんな。というわけで夕方から出かけてカレーを食べに行きましたというお話です。先日行ってきたのは「旧ヤム鐵道」というバルチカ(大阪駅直結のビルの地下街)に入っているお店です。もともとは谷六にあるお店で、それが中之島と梅田に暖簾分けしたような流れとか。

lucua.jp

わざわざタイに行かなくとも梅田でタイカレーが気軽に食べられると聞いて奮発することを決意(実際にぼくが払ったわけではない)。ぼくはあいがけカレーを頼み、お腹が空いていたのでご飯大盛+カレー辛め+パクチー乗せ=¥350の追加料金でしたが、おかげで天国が見えました。

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味蕾が貧弱なので「複雑な味」ということと「とても美味しい」ということは分かるのですが、具体的にどのスパイスがどれくらいの分量入っているか、そもそもタイカレーとしてこのカレーはどの位置づけなのかということは全く分かりませんでした。何なんだろうね、あの複雑な味って。ガラムマサラとかターメリックとか、それぞれのスパイスがどんな味してるのかが全然分からないので、手も足も出ない状態。いつか機会があればスパイスに詳しくなりたいんだけどどうすればいいんだろうね。

このカレーがあまりにも美味しかったため、一日置いて再びカレーを食べに行くことにしました。ちょうど糺の森で古本市がやっていたので、京都にあるカレー屋で決定。北白川にあるカレー屋、「アオゾラ」です。一乗寺駅から5分くらい歩いたところにあるこのお店、同じくタイカレーが食べられるんですがベースがココナッツミルクみたいで「旧ヤム鐵道」とは打って変わってまろやかな味なんです。見た目も白いし全然違うね。今回はカレー+サラダ+ドリンクのセットでお値段900円。

www.facebook.com

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先日食べた旧ヤム鐵道のものとはぜんぜん違うまろやかな味でいて、でもしっかり辛いのは不思議な感じがした。普段そんなにココナッツミルク系は好きじゃない人だけど、これは普通に食べられた。コースで頼んだドリンクはチャイで、こいつが適度にスパイシーで美味いんだこれが。スパイスがしっかり効いてるチャイも好きだけど、日本人好みの味に仕上がっていて好吃でした。

とりあえず自分でいくつかスパイスを買ってみて、どれとどれを合わせたらどんな味になるのかを知ることから始めようと思います。今日は特に面白い記事じゃないね。

「カメラを止めるな」感想(2)

昨日の続き。昨日はビールを飲んだ後見事に意識を失い、今朝9時頃に快適に目覚めました。京都へ行って美味しいカレーとかき氷とマクドダブルチーズバーガーを食べました。お家に帰ってきて今日のビールを飲みながらこれを書いています。

osakajazzlife.hatenablog.com

ぼくがそこまでこの話を楽しめなかったのは先にも述べたとおり期待しすぎていたことが原因だと思います。普通に見る分にはとても面白いです。でもワンカットのシーンが終わったときの衝撃以上のものを、後半のエピソードにも求めてしまったので正直に楽しめなかった気がします。ラストシーンで監督とその娘が向かい合って笑い合うシーンがあるんですが、ここまでノーカットの番組とその制作場面のドタバタを散々描写してるのに、結局父と娘の和解というか、仲直りというか、そういう場面で終えるのはちょっと違うんじゃないかと思いました(あのプロデューサーが部下を連れて飲みに行った場面で終わっていればもう少し満足だったかもしれません)。

しかし個人的に最後は大団円っていうテーマは大好きです。アニメで言えば「アイドルマスター」や「ストライクウィッチーズ」なんてまさにその代表例でしょう。最初はいろいろうまくいかなかった仲間と、様々な試練を乗り越えて最後はなにか大きな壁をみんなの力を合わせて乗り越え、ハッピーエンド。1000年前からの定番「大団円」、わかりやすくて気持ちよくて最高だよね。大団円といえばまず思い出されるのが70年代に公開された名作の「スティング」だったり、綺麗に終わった「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズでしょう。

eiga-watch.com

www.hyuga.jp

邦画で言えば個人的に三谷幸喜の作品はどれもこれもハッピーなので好きです。先に取り上げた「ザ・マジックアワー」もとっても素敵な作品なので見てみてね。彼はもともと舞台の人なのであまりアップを使わないみたいですね。それと大団円という言葉を初めて認識したのは「電車男」なんです。あれは映画も相当良かったですね。ドラマもやってましたっけ。でもぼくは「中野独人」の書いた書籍が一番のお気に入りです。

そう言えばこの「カメラを止めるな」も前半はアップを使わない人がカメラマンで、途中から若い女性に変わった途端アップを多用するようになってだいぶイメージが変わりました。ああいうカメラワークで撮影している人が変わったかそうでないかを判断するのはなかなか面白いと思いました。

さて、現在とてもとても酔っております。今日のビールは随分アルコール度数が高いみたいで、10分かそこらしか飲み始めてから経っていないにも関わらず顔が熱くて、タイピングのミスも連発していて大変です。お酒はたまに飲むのがいいのであって、日常的に飲むのは絶対体に悪いでしょ。もう酒なんて飲みません。

逆に、この映画の良いところを書いてみようと思う。

・前半はホラーテイストで、後半は完全に喜劇。一粒で二度美味しい。

・出演者が新人ばかりなので演者に対する先入観がゼロ。

・同じ場面を繰り返し見られるので、ちゃんと伏線が回収されて気持ちがいい

・上映時間が絶妙

・とにかく面白い

・人に勧めたくなる、SNSで自慢できる

・ネタバレにならない程度のネタバレをしたくなる

・面白い

という感じです。おすすめですよ「カメラを止めるな」。どうせならプライムビデオじゃなくて劇場で見てほしい作品です。ついでにぼくの好きな邦画のリンク貼っておきますね。

人生フルーツ

ぼくのおじさん

鉄道員

filmarks.com

シン・ゴジラ

 

shin-godzilla.jp

ザ・マジックアワー

お時間のある方は是非。

「カメラを止めるな」感想(1)

前回のエントリーの続きです。こっちから読んでね。

osakajazzlife.hatenablog.com

「カメラを止めるな」、8月11日のレイトショーで見ました。場所はTOHOシネマズ梅田です。家から電車に乗って乗り換えて、阪急メンズ館の8階までエレベーターに乗ってようやく辿り着きました。特にポップコーンもコーラも買わず普段着で席に座ります。前評判がとても良かったので嫌でも期待は高まります。前情報を全く摂取せずに劇場に向かったので、映画に関する情報はほぼ0です。21時ちょっと過ぎにシアター1に到着、広いシアターなのにほぼ満員という恐ろしい客入りでした。レイトショーなのにこんなに人が入ってるなんて……(以前岡山の某映画館でグレイテスト・ショーマンを見たときはぼく含めて3人しかいませんでした)(リンクはこちらです)

www.merpa.info

www.foxmovies-jp.com

酔っているのでネタバレ有りで感想を書いていこうと思います。どうせ大阪生活を読んでる人なんてみんな「カメラを止めるな」見てるんでしょう?見てない人はどうせ金曜ロードショーで上映されるまで見ないんでしょう?だったら誰に気をつかうこともなく自由に書かせていただきますよ。

まずは個人的な評価ですが、期待していたよりは面白くなかったです。

いや、これはきっと前評判がとても良かったことで期待度が高まったこと、信頼できるオタクと自分の性癖の差を考慮していなかったこと、そしてなにより前評判がとても良かったことで期待しすぎたのが原因だと思います。実際に特に期待もせず中野のポレポレ辺りで発見したのなら大興奮して周囲のオタクへ布教したくなると思います。なので普通に面白いしオタクじゃなくても楽しめるいい映画だと思います!ただ期待しすぎるとだめだというお話です……

詳しい話の流れや見どころは他の人のブログを読んでください。こちらはビールを飲んでいるので要点を押さえた簡潔かつわかりやすい説明なんてできません。

cinema.ne.jp

france-chebunbun.com

まず、この作品は二部構成となっていて、前半は「One Cut of the Dead」という短編映画が普通に上映されます。30分以上ワンカットで撮影されていることに気づいたときは、この「カメラを止めるな」という作品の凄さは「一本まるごとノーカット」で撮られていることかと思いました。そうだとしたらとんでもない作品だよね?ちょっと話は逸れますがぼくはそんなオタクじゃないのであまり映画には詳しくないのだけれど、YouTubeというサイトには随分お世話になっていて、そこで見つけた「さよならポニーテール」というグループのPVが随分記憶に残っている。7分強ずーっとノーカットっていうやつ。やばくない?

youtu.be

場面が進むにつれて撮影クルーや俳優陣がどんどんゾンビ化していくのを見て、てっきりノーカットを売りにしている映画かと思ったよ。でも実はそうじゃなくて、ほんとのこの映画のセールスポイントは、ノンフィクション映画のように見せたフィクションを撮ろうとしている人達のドタバタコメディなんだなと思いました。どこかで見たことあると思ったら、これ三谷幸喜の「ザ・マジックアワー」と似てる構成だ!

eiga.com

現段階でビールを1本飲み干しました。次に今日買った「BlueMoon」というビールを開けようと思います。これ美味しいよ。

bluemoonbrewing.jp

幸せなビールタイムはさらに延長です。少し頭がふわふわしてきたなぁ。

「カメラを止めるな」とオタク

目の前に次々と提示される最新のアニメに飛びつくだけのただの萌えオタクは別として、自分の性癖をよく分かっているオタクの話は機知に富んでいて楽しい。このアニメのこの場面はあの作品のオマージュだとか、実はこの監督はあの作品に関わっていたからこういう表現が多いだとか。これは単にアニメや漫画に限らず、映画オタクやカメラオタク、旅オタク、ジャズオタクや鉄オタクにも言えることです。まず自分が好きなことがよく分かっていて、他人をどう自分が浸かっている沼に引きずり込めばいいか常に考えている人達なので、彼らが推している物事はぼくのような新参が見ても十分に楽しむことができるんです。オタクは感度が高い。

ぼくの友人は深い知識を持つオタクが多い。そして彼らはアニメや映画だけでなく、車や野球や家電、飛行機やカメラ、音楽やプログラミングなど様々な世界へ手を伸ばしている。彼らは信頼のできるオタクである。そんな信頼のできるオタクから紹介された映画、「カメラを止めるな」をついこの前、大阪に上陸したタイミングで見に行きました。東京で公開されてから随分待ったよ。その間にどうやらTV番組で取り上げられたらしく、梅田のTOHOシネマズで一番大きなスクリーンで上映されてたよ。もうびっくりしたよ。え、「カメラを止めるな」を知らない?じゃあまずはこれを読んでほしい。

kametome.net

「カメラを止めるな」は女児アニメ界隈の罪深いオタクに最初紹介された。このオタクは随分自分の性癖に素直で、音楽の趣味もなかなか被っているので話していて楽しい。この付き合いの長く非常に信頼できるオタクから紹介された時点でぼくはこの映画を見に行こうと決心していた。

すると面白いことに、全く異なる界隈のオタクもこの映画を推していた。彼は青函トンネル六本木ヒルズを手がけたゼネコンで働いている院卒の乗り鉄でもあり、邦画専門のオタクでもある。異なる界隈のオタクが一緒の作品を推しているなんてことはあまり見られないし、当時はまだごく一部の映画好きの間で話題になっているに過ぎなかったように思う。ああ、絶対見てやるぞって心に誓った。

すると今度は山田界隈(一時期Twitterで狂ったように山田という苗字の人をフォローしまくっていた時期があった)の人も「カメラを止めるな」を見たと言うじゃないか。こいつはきっとすごい映画に違いない。絶対に劇場で見なければと思い、ようやくレイトショーで見ることができたのが昨晩のこと。

ここまでが序文。恐らく今年上映された映画の中でも一、二を争うくらい話題になる作品であろう「カメラを止めるな」については、次のブログで書くことにする。

昔の友人と昔の自分と酒を飲む

今週と先週、幸運にも昔の友人と会う機会があった。先週は愛媛で今週は金沢で、二人とも高校時代の友人。先週会った彼は高校に通っていた頃はそこまで話をしていなかった気がする。席も遠かったし運動部と文化部でそもそも接点がなかった。無事高校を卒業した後、彼は河合、ぼくは駿台で浪人生活を送っていた。駿台時代のぼくの友人に悪い男がいて、悪い男は運動部の彼と仲が良かったせいで、ぼくと彼は予備校は違えど話すようになったように記憶している。

彼は院を出てから研究職として勤務している。学卒でふわふわ働いているぼくとはかなり環境が違うように思う。しかしなんだかんだ同じアホな高校にしか入れなかった人間なので、お酒が入ると小学生レベルの話でとても盛り上がった。ぼくはエンジニアリング系の仕事なので直接彼の仕事に関係するわけじゃない。しかし、同じ業界で働いているのでなかなか面白い話ができた。今後の彼の活躍が非常に楽しみ。

高校時代にはほとんど話さなかった人でも、大学に入ってから急に仲良くなる人が多いように感じる。結局今のぼくの周りにいる人たちは浪人時代に出会った人が相当多い。在学中にはあったクラスの壁が無くなったからなんだろうか……

もう一人、今週会った人は16歳の頃からの付き合いなので、今年で10年の付き合いになってしまう。まさか高校一年生のぼくに10年後も彼とまだ繋がっていると言っても信じられないと思う。月日が経つのは非常に早い。彼も院卒で現在二年目の社会人。てっきり✕✕になるのかと思っていたら△△になったと知ったときは驚いた。彼とは本当に昔から仲が良く、数年前の高校の卒業式[要出典]で再会したときは思ったとおりあまり変わっていなかったので胸を撫で下ろした。人はそう簡単に変わらない。

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昔の友人と会うと昔の自分に戻れる。10年近く前のぼくはただの糞真面目野郎だった。それが前述したMとか同じクラスのYとかFとかHとか、2年時に隣の席だった軽音部のF(彼が一番悪い)やYに人生を捻じ曲げられてこんなことになっちゃったよ。

でも結果的に人生が少し楽しくなった。高校時代から適度に学校をサボって遊んでたし学生時代はやりたいことたくさんできた。趣味も増えたし貧乏旅行も極貧生活も路上生活もやってきた。周りの人達に影響されて人は変わるのかなとぼんやり思った。付き合う人の毛色が変われば少しずつ色に染まっていくし、ぼくと同じようなふわふわした人と今後も一緒にいればきっと10年後も20年後もあまり変わらないんだろうな。

幸い今は自分の住むコミュニティを自分で(比較的自由に)選ぶことができる。学生時代に嫌いだったことが今ではすごい憧れていたり、逆にあのころ好きだったものがほとんど気にならなくなったり。趣味嗜好金の使い方付き合う人属するコミュニティ、学生から社会人になって収入も住む場所も話す人も大きく変わった。

今後ぼくはどうなるんだろうね。今の友人と10年後に会ったとしたら、今の生活が懐かしくなるんだろうか。

箱庭みたいなやつやりたい

数日前すんげえツイートを見た。これです。

これやってみたい。というかぼくが長年やりたかったことってまさにこれなんです。HMDの有無は一旦置いておいて、恐らく今後数十年のうちに失われていくであろうぼくの周りの日常風景を、今から数十年後に生きる人達でもぼくと同じ目線で見られるように保存しておきたいんです。数十年後の人達がどういう目的で平成最後の年の、なんてことのない普通の街の風景を見たいかはわからない。2050年に生きる子供が自分たちの両親の青春時代を追体験するのが目的かもしれないし、ひょっとしたら研究目的かもしれない。数十年後には規制されている何かが2018年の街には残っているかもしれない。

利用目的は何でも構わない。将来の自分とその友人たちだけでも楽しめればそれでいいんです。今のこの日常を保存しておくっていうのは、今後100年規模で考えればきっと誰かの役に立つ行為だと思うんです。それなので(自分一人でもできる範囲で)、2018年夏の大阪の風景をGoogleMapより詳しく記録しておきたいんです。

じゃあどうやって町並みを記録して保管しておけばいいんだろうか。写真のファイル形式はjpgが良いのかpngがいいのか、数十年後でも一般的に開けるファイル形式は何なんだろうか。写真じゃなくて3D的な加工されたデータで残しておいたほうが良いんだろうか。情報はどこまで残しておくべきなのか、いろいろ考えた。けど全くこういったことに明るくない私立文系卒アラサー男子が、いくら頭を捻ってもそもそも何も知らないので何も思いつかない。なのでgoogle先生に聞いてみようと思う。

google先生、英語に随分堪能なのか英語の記事ばっかり出してくれた。ぼくは英語がぜんぜん駄目なので翻訳に突っ込もうとしたけれどこの時間なのでその気力さえ失せた。まずはなんてソフトを使えばいいのか、そこから調べてみようと思う。パッと見た感じだと3D Zephyrが良さそうな記事を見つけたけど、そうじゃないReality Captureがいいいといったエントリもあった。

manabuokajima.hatenablog.com

Zephyr無料版だと写真50枚しか使えないらしいので、本気でやるなら有料版を買う必要がある。Aerialだと50万円か、ちょっと高いからアカデミック版の25万をなんとかして購入できないのかなぁ……

www.opt-techno.com

そんでもしこれ買えたら次に必要なのはドローンだ。加えて360°カメラもあったほうが良いと思う。なんでかは知らんけどGoogleMap作ってるあの車の上に360°カメラ付いてるじゃん?ってことはたぶんカメラ必要なんですよ。今後はなかなか忙しくなる予感がするので、できれば写真撮影もソフトの勉強も早いうちに始めたいな。

あれ、このソフトってWinしか対応してないの?Win買わないと……